事前審査時と正式契約時には別々に書類が必要
住宅ローンを決めてから書類のことを調べると、揃える書類が多く「あれがない!これがない!」となってしまいます。ここでは住宅ローンの契約に必要な書類に関する知識を解説します。契約時にあわてないために、把握しておきましょう。
書類のコピーではなく、本人確認のために原本が必要なときもあり
住宅ローンを組む場合は、事前審査を受けるとき、それから正式な契約時と大きく2回にわたって書類の提出が必要になります。いろいろと細かい書類を提出しなければなりませんが、銀行側が必要書類について細かく説明してくれます。銀行によって必要書類が変わってきますので、融資を受ける銀行からまずはきちんと説明を聞いてみましょう。
事前審査に必要な書類は、本人確認資料や年収の確認
事前審査では本人かどうかを確認するため、それからきちんとした年収があるかを確認するための書類が必要になります。たとえば運転免許証や健康保険証など。もしもない場合はパスポートでも代用可能とする銀行もあります。運転免許証と健康保険証の両方が必要とする銀行もあります。これらの確認書類はコピーではなく原本での提出を求められます。
年収を確認するための書類として、前年分の源泉徴収票が必要です。個人事業を営んでいる方は確定申告書を用意します。さらに物件の確認をするための書類も必要です。販売図書や物件概要書、土地登記事項証明書、土地の公図、建物登記事項証明書なども提出します。
正式契約時にはさらに多くの書類が必要
事前審査がとおって正式契約となれば、さらに多くの書類が必要になります。住宅ローン借り入れ申込書はもちろん、団体信用生命保険への加入申込書兼告知書、さらに印鑑証明書や住民票も必要です。年収を照明する書類はさらに増え、間近の住民税決定通知書や課税証明書も必要です。さらに物件にからむ必要書類は売買契約書・重要事項説明書・検査済証など。銀行から指定された書類をひとつひとつチェックしてそろえていきましょう。
他からの借り入れがある場合
もしも住宅ローン以外のローンを抱えている場合、事前審査と正式契約の両方に「借入中の償還予定表」や「残高証明書」が必要になります。事前審査では信用情報をチェックされますので、家賃や税金、公共料金の未払い、滞納があると審査がとおりにくくなります。
銀行によっては省略できる書類もある
銀行によっては省略できる書類もあります。検査済証は省略できる、とする銀行もありますし、登記事項証明書や公図はオンライン交付のものでもよい、という銀行も。契約時の煩わしさをすこしでも減らすために、省略できる書類は極力省きましょう。
まとめ
住宅ローン契約時にはかなり多くの書類が必要になります。「住民票を忘れた」ということのないように、必要書類のチェック表を作成し漏れのないようにしましょう。なかには原本が必要な書類もありますので、要確認です。