共有名義を利用する事で住宅ローン控除がお得!
住宅ローンの返済方法として様々な返し方がある中で「共有名義」というワードを聞いたことがあるでしょうか?このページでは、共有名義についての説明から手順、共有名義で住宅ローンを借りる事でどんなメリットがあるかを解説しています。
共有名義とは
共有名義とは住宅ローンで支払う際の名義を一人ではなく夫婦で共有する事を言います。共有名義にすることで妻と夫の双方で、様々な控除を受けられる場合があるのが共有名義のメリットでもあります。
共有名義は合ったほうが良い?
共有名義にすることで妻と夫の2人分の控除を受けれるので、住宅ローン控除が2人分受けられると考えるとかなりお得です。というのも、住宅ローンは最大で4000万円で1%が減税されます。なので、4000万円の場合は40万円安くなります。住宅ローン控除は1世帯に1つという決まりはないので、夫も妻も双方で住宅ローン控除を受ければ、その分1人ずつ控除の金額が貰えるので、ローンの総支払額の足しにもなるでしょう。
共有名義の手続きの方法家族間で共有名義にする際は署名か印鑑が必要になります。また契約前に説明を受ける際は、共有名義に当てはまる人が全員参加することが必須です。また、説明の後に重要事項説明書にも印鑑を押す必要があります。もし単独名義にしてしまい共有名義に変えたい場合は、また印鑑が必要になるか書類を書き直すことになります。
共有名義での持分の割合は?
基本的に物件価格と諸費用のトータルコストでお互いの持分が決まります。例えば、4000万の物件で諸費用が500万円のトータルコストは4500万円。その内、夫が3000万円、妻が1500万をだして負担したとします。そうなった場合の持分は、夫3000万円となり妻が1500万円になります。しかし、登記の際にはこのように書き記すのではなく比率が分かりやすいように割り算をして計算する必要があります。この場合は夫と妻で、2/3と1/3という割合になります。この計算が間違った場合登記してしまうと贈与税が少なくなる可能性もあるので気をつけましょう。
やっぱり共有名義は利用した方がイイ!
住宅ローンの控除も受けて減税できるので、共有名義はあった方が良いと思います。万が一ですが、離婚をした場合に共有名義にしておけば、自分がどれだけ資金を出したかで貰える財産が変わるので、面倒な言い合いもなく穏便に財産分与できるでしょう。しかし、妻が主婦であり収入がない場合は共有名義はできないので、必ず双方が働いて収入がある状態で共有名義は使えるということを覚えておきましょう。