住宅ローンの火災保険選びと加入前に知っておきたい補償内容
住宅ローンを組む際は様々な保険があります。その中でも良く耳にする「火災保険」。このページでは、住宅ローンを組むときに一緒に加入検討をしたい火災保険について解説しています。
火災保険とは
火災保険とは、火災による建物や家財を補償する保険です。
火災保険で対象となる被害
火災保険の対象となる主な被害は、火災・水災・風災・破裂・爆発・落雷・落下・盗難・破損です。
火災
火災の対象となるにのは自然現象として家が燃えてしまった場合です。例えばキッチンの火の消し忘れや自分が吸っていたタバコ等、自分が原因である場合は火災保険の対象になりません。もちろん自分で意図的に火をつけた場合も対象にはなりません。
水災
・ 建物や家具の30%以上の破損がある場合
・ 床上浸水または水浸が地盤面から45cmを超える場合です。
この2つを満たすと水災の対象になります。また火災保険によっては水災が含まれていない場合もあるので、あらかじめよく内容を確認しておく必要があります。
例えば、今住んでいる場所が川や湖や海の近く、もしくは豪雨が続く地域など、自分が住んでいる土地の気候・天候もよく把握してから補償内容を検討しましょう。
落雷
落雷によって家の家具が壊れた場合には、もちろん家を直すためのお金は給付されますが、その家具の金額まではもらえません。ただし、家に元から付属している家具(エアコンやガスコンロ等)は保障の対象となります。自分で購入した家具までは保障されないようです。
風災・破裂・爆発
台風や竜巻によって家の一部が壊れてしまった場合にこの保障が適用になります。ただし、これが住宅劣化による崩壊であれば保障が適応されません。例えば、台風が来ていて家のドアが壊れてしまっていても、築年数が長いことが原因と断定されてしまった場合には、保障がされないということです。
盗難
泥棒が家を物色する際に窓ガラスを割る、壁を傷つける、ドアを壊すなど住宅を破損した場合に適用されます。ただし、泥棒が家に侵入して金品や家具を盗んだ場合に、その盗まれたものの金額が補償するされることはありません。
火災保険加入の必要性
火災保険が適用されるのは自然災害が多く、防ぎ様がなかった場合のみ保険の対象になるので、保険に入っていても完全にすべてが補償される訳ではありません。
ただ、この先災害が起こって家が崩壊してしまった場合、修理代とローン残額を全額負担するのはとても厳しいです。住宅ローンを組むのであれば、火災保険には入っておくべきでしょう。
火災保険付きの住宅ローンを選ぶ際の注意点
住宅購入にあたって火災保険に加入する際に気をつけることは、火災保険の補償対象が基本的に「建物」のみになっていることに気づかないところです。建物の中にある「家財(動産)」については、プランがわかれている場合があります。
ほとんどの方が住宅を購入する時に、自ら保険会社を探して加入するよりも不動産会社を通して加入します。しかし、金融機関によって火災保険の補償の金額も異なるので、不動産会社の言いなりに決めてしまうと高い保険料を払うことになってしまう場合もあります。
また、銀行と保険会社が提携し、住宅ローン専用火災保険を提供している金融機関もあります。火災保険だけでなく、地震保険とのセットもあるので、単純に保険会社を比較するだけでなく、住宅ローンを組む銀行に火災保険のパックがあるか確認するようにしましょう。
火災保険付きでおススメの住宅ローン
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、「住信SBIネット銀行 団体扱(ローン利用者)特約付家庭用火災保険」の商品を取り扱っています。団体割引が適用され、一般加入するよりも割安で加入することができるのでおすすめです。
また、りそな銀行の住宅ローンにも同じく団体割引があり、最大20%オフになります。保険期間10年で契約すると当初の火災保険契約時点でのお借り入れ期間を限度に自動的に割引を適用した契約継続が可能になります。
金融機関によって、補償の種類も内容も適用される条件も異なるので、自分が付けたい補償があって最も安い金融機関を選ぶことが賢くコストを抑えて住宅ローンを組めるでしょう。